震災の年の「今年ゃ豊年だよ」
明日は東日本大震災から6年になります。
2011年3月11日、私は東京都千代田区の自宅にいました。実家は内陸側にあったので津波の浸水はなかったけれど、原発避難民となった下の妹一家の行方や福島県警から毎日発表される死亡者リストに知人の名前が載っていないかを必死にチェックする暗澹たる日々が続きました。
福島第一原発で破局的な事態が続いていたため、物資輸送も含めて誰も相馬に入ろうとせず、相馬にようやく届いた支援物質は棺桶でした。
震災の年に相馬に帰省して8月には相馬盆踊り大会にも参加しました。 規模が縮小されたとはいえ震災の年も開催されテレビ局も来てました。相馬盆唄の歌詞で「今年ゃ豊年だよ 穂に穂が咲いてよ 道の小草にも ヤレサナ米がなるよ」と謡います。
豊年になったとしても米を買ってくれる人は出るんだろうか…と故郷の今後に不安を抱きながら盆踊りを踊っていました。
TOMORROW
盆踊り大会の最後には岡本真夜の「TOMORROW」がBGMに掛かって花火が打ち上げられました。
「涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように 見るものすべてにおびえないで 明日はくるよ君のために」…状況的に何となく悲壮感が込み上げてきて、私はそのBGMが流れながら打ち上げられる花火を見ながら泣いてしまった。周りに気づかれないように必死に拭いていました。沢山涙を流したけど、まだあんまり強くなれていないのかも。
そんな相馬のご当地ブロガーとして郷土の復興情報もブログで発信していけるように頑張ります。一昨日に私の内部被ばく検査の結果が相馬市役所から送られてきたのですが、異常なしでした。
相馬の郷土史の本も読み進めています。
おまけ
今日は東京出張です。実は今、新幹線で移動している中でこの文章を書きました。お昼に東京に到着してランチミーティングや会議などを頑張ってきます。
夜にお世話になったはてなブロガーと久しぶりにお食事します。こちらも楽しみです。
東京を満喫して、また相馬での暮らしを頑張ります。
「ファイル」という概念は人間が理解しやすいように名付けたメタファーです。実態はinode。
— 齊藤貴義@サイバーメガネ (@miraihack) 2017年3月8日
本来計算機はファイル無しでも成立しうるので(人間がメンテナンスしやすいようにファイルが使われている)、人工知能がコンピュータやOSを作るならファイル概念は存在しないかもですね。 https://t.co/PC8q4V5hYf

- 作者:阿部珠樹
- 発売日: 2014/07/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)