今月、常磐線が浪江まで復旧しました
福島県浜通りの今の様子を伝えするご当地ブロガーのさいとーです。
昨年12月の常磐線・相馬ー亘理間の復旧に続いて、先週の4月1日に浪江ー小高間が復旧して、浪江まで電車で行けるようになりました。浪江町の避難指示も3月31日に解除され、浪江町に住んでいた方は元の家に戻れるようになりました。
相馬駅の路線図も新しくなり、浪江駅までのルートが掲示されるようになっています。相馬駅から左(上り)に7つ目の駅が浪江駅です。本当は常磐線の上りは震災前は上野まで行けたのですが、第一原発のすぐ側を通るため復旧していません。迂回ルートが建設中となっています。
復旧した浪江駅までの時刻表です。一番下が浪江駅。1日に11本です。大体2時間に1本くらいの運行となっています。昨日は南相馬(原ノ町駅)まで行ってきました。浪江駅にも行く予定だったのですがノートパソコンを持っていくのを忘れていたので昨日は行け仕舞い。6年間に渡る避難指示で町がどんな風に変わったのか、近々取材してきます。
南相馬の駅ではコスプレができます
南相馬市の原ノ町駅では無料でコスプレができます。コスチュームは相馬野馬追の騎馬武者です。レイヤー大歓迎。カメコさんと一緒に来ると勇ましい写真が撮れると思います。
試着室も完備されているので、トイレで衣装に着替える必要はありません。
着ることはできないですが、本物のコスチュームも併設して展示されています。甲冑に着替えたまま本物と一緒に写真撮影も可能です。
騎馬武者のコスで撮影会をしてみたいレイヤーはぜひ南相馬まで。初コスの方も大歓迎です。
おまけ:相馬市
3月11日にNPO法人が主催で「相馬復興祭」が開かれていたようです。相馬駅近くの飲食店にポスターが貼ってありました。
私が子供の頃によく遊んだ公園には、放射線測定器が設置されています。
明日は南相馬の用事を済ませてから、立入禁止が解除された浪江町を見に行ってみます。全国的に相馬と南相馬の関係をよく誤解されるけど、相馬市の人口は3万5千人、南相馬市の人口は5万7千人。今は南相馬市の方が若干栄えています。
— 齊藤貴義@サイバーメガネ (@miraihack) 2017年4月4日
平成の大合併の時に相馬も周辺の町と合併しておけば良かったけど、南側は原町市に取られて南相馬市に。北側の福島県新地町には合併を拒否られてしまったw 火力発電所の補助金で潤っているのと、新地町は幕末まで仙台藩(伊達家)の領地だったので、歴史的確執もあったんだろうな…。
— 齊藤貴義@サイバーメガネ (@miraihack) 2017年4月4日
追記
浪江町の写真も撮ってきました。
- 作者:山岡淳一郎
- 発売日: 2012/04/06
- メディア: 単行本