はてなハイクの現状はどうなっているんだろう?
この記事を読んで、「はてなハイクの現状はどうなっているんだろう?」と思って調査してみました。
ポスト・マストドンの有力候補かもしれません。
はてなハイクは月間300万PV(推計)で急成長中
SimilarWebのトラフィック推計では、はてなハイクは月間300万PVと表示されました。SimilarWebの推計値には誤差があり、あくまで概算です。
今年に入ってからアクセスは増加傾向にあります。昨年10月時点では月間100万PVでしたが、徐々にアクセスが増加。昨年10月の約3倍にアクセスが増加している急成長サービスです。
SimilarWebでみると、新参者のはてなブログは月間9,690万PV(独自ドメイン除く)、ハイクと同じく塩漬けにされているダイアリーは月間4,050万PVです。はてなブログやはてなダイアリーに比べるとアクセスは押されていますが、現在の増加ペースが続くならば、いつか追い抜く日が来るかもしれません。
ロシア人に愛されている国際SNS・はてなハイク
SimilarWebの国別アクセス比率はこちら。
ハイクに最もアクセスしている国はロシアで20.50%。日本の10.72%の2倍近いアクセスがあります。ウクライナからのアクセスも多く、10.57%とほぼ日本と同規模のアクセスがあります。ロシア人やウクライナ人に愛されている国際SNSと言えそうです。
国際SNSらしく、ロシアの串を挿して世界中の人々もステルスでアクセスしているのかもしれませんが、その実態はベールに包まれています。
はてなハイクはユーラシア大陸を横断する現代のシルクロード
はてなハイクにアクセスしたユーザーも、アクセス元は日本のサイトが多いですが、アクセス先の多くがロシアのサイトとなっていて、ハイクは国際交流を支える文化の中継地点として栄えています。遙か東方から西方へ。ユーラシア大陸を横断する現代のシルクロードです。
はてなハイクを支える技術
はてなハイクのHTTPレスポンスヘッダーは以下の通りです。
レスポンスヘッダーを見ると、はてなハイクはサーバーOSはCentOS、WebサーバーはApache2.2.3、はてな自社開発のPerlフレームワークRidgeで開発されています。RidgeのソースコードはGitHubで公開されています。
IPアドレスを逆引きするとさくらインターネットの割り当てIPアドレスであるため、はてなダイアリーと同じくさくらインターネットのデータセンターを使用しているようです(はてなブログはAWS)。jQueryが使われており、Googleタグマネージャー用のコードが埋め込まれています。画像・CSS・JSなどの静的ファイルはAkamaiのCDN上に配置されています。
今後の可能性に期待大
はてなハイクの現状について調べてみました。今後の展開に期待大ですね!
はてな大承認や新しいRSSリーダーと共に、ポスト・マストドンの新しいプラットフォームになってくれることを期待しています。
追記
ハイクがラボサービスに転落してしまいました…。
角川インターネット講座 (5) ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代
- 発売日: 2015/08/22
- メディア: 単行本