はてなブックマークのユーザーRSSをカスタム出力させる

ユーザー単位RSSフィードをカスタマイズする

今回もはてなブックマークの便利な活用法をご紹介いたします。

まず前提として、はてなブックマークのユーザー単位RSSフィードは下記のようなURLで購読することができるかと思います（netcraft3ユーザーの例）。

netcraft3のRSS
http://b.hatena.ne.jp/netcraft3/rss

その場合、指定ユーザーのブクマが単純時系列でずらずらっと並んで出力されます。

しかし、指定ユーザーの技術など特定分野に関するブクマだけチェックしたい場合もあるでしょう。そのような場合には、はてなのフィードAPIを使って絞り込みも加えたRSSフィードを出力させると便利です。

特定ユーザーの特定ドメインに関するブクマだけ抽出

rssの後に?url=でドメイン名をパラメータで付けると、特定ユーザーの特定ドメインに関するブクマだけを抽出してRSS出力させることができます。例えばnetcraft3ユーザーのQiitaについてのブクマだけを抽出させる、というような条件指定が可能です。

netcraft3のQiitaに関するブクマRSS
http://b.hatena.ne.jp/netcraft3/rss?url=https://qiita.com/

ブクマした年月日に関係なく、そのユーザーが指定ドメインに関してブクマした最新20件が出力されます。

特定ユーザーの特定タグをつけたブクマだけ抽出

同じようにパラメーターでタグ検索を付けて配信させることもできます。rssの後に?tag=でタグを指定すると、そのユーザーの指定したタグに関するRSSフィードを出力させることができます。日本語のタグもパラメータとして付けられます。

netcraft3のslackタグが付いたブクマRSS
http://b.hatena.ne.jp/netcraft3/rss?tag=slack

これを利用して特定タグをフックとしてSlackなどの外部サービスに流したいブクマだけをRSS経由で簡単に連携させることが可能です。

（Slackタグが付いたブクマだけをSlackの特定チャンネルに流す）

Slackに特定タグを付けた投稿だけ流れました。

お気に入りや関心ワードだけではノイズが大きい

ユーザー単位のRSSフィードではノイズが大きい場合も、ドメイン検索やタグ検索を付与すればかなり目的特化型のフィードを出力させることができます。

お気に入りに追加するだけではそのユーザーのドメイン検索やタグ検索をした結果を自動的に受け取るわけではないし、関心ワード設定だけでは色々なユーザーがいてノイズも多いので、特定ユーザーのRSSにパラメーターを付与して定点観測しておくと幸せになれる機会も多いと思います。外部連携も捗ります。

はてなブックマークの活用法はカスタマイズして定点観測していけば無限大に広がります。快適なネットウォッチライフを。

XML Hacks ―エキスパートのためのデータ処理テクニック