Fusion Driveが遅すぎるのでSSDへの換装を決意
今年になって中古のiMac 2017(27インチ5Kモデル)を購入したのですが、使用しているうちにストレージがFusion Drive(1TB)でかなり動作速度が遅いのが気になってきました。多少出費してAppleの保証が受けられなくなってでもSSDに換えたいと思い立ちました。
しかし最近のiMacはかなり微細な製品で構成されているので自力での分解は難度が高いです。元々手先が不器用なこともあって自力での分解をあきらめて交換してくれる業者さんを探すことにしました。けっこう色々なパーツ交換サービスに電話をしてみたのですが、どこも軒並み「iMacはウチでは交換できないですね…(^_^;)」とのことでした。
秋葉館のパーツ取り付けサービス
そんな中、唯一「交換できます」との返答があったのが秋葉原にある秋葉館でした。正確には秋葉館でパーツを購入してそれを取り付けてもらう(同時に古いパーツを外してもらう)サービスになります。秋葉館に電話したら「Fusion Driveは28GBのSSDとHDDで構成されていて、この28GBのSSDは外せないですがHDDはSSDに交換できます」とのことでした。
秋葉館のハードディスク・SSDの取り付け料金は以下の通り。iMacは2万円です。
メモリの取り付け料金はこちら。MacBookProでも2,000円でメモリ増設ができるので、Macノートのメモリを増やしたいと悩んでいる方は検討してみると良いかもしれません。
お見積もりをして発送
まず最初にお見積もりが必要とのことで、秋葉館のフォームからお見積もりを依頼しました。SSDは秋葉館に電話を掛けたときに推奨されたCrucialのSSD(500GB)にしました。iMacの元箱があるかどうかによって発送方法や料金が変わるのですが、私は元箱ありです。
秋葉館から翌日にはお見積もり結果がメールで届きました。SSD代が1万3千円、取り付け料が2万円、マウンターなどで1万2千円、合計4万5千円でした。
ちなみにSSD 1TBの料金もお見積もりしてもらったのですが5万5千円でした。iMacで普通に1TB SSDをつけて購入しようと思うと7万円掛かるので、秋葉館で後からSSDに換装してもらった方が安いです。Appleの保証は受けられなくなりますが…。
当然ながら保証はなく自己責任になります。仮に作業で失敗したとしても同じ費用が掛かります。かなり気が重かったですが誓約書にサインしました。
TimeMachineで外部ディスクにバックアップを取ってからiMacを元箱に梱包して発送しました。安定しているけど日々の暮らしが重い今よりも、不確かだけど日々の暮らしが加速していく明日への扉を開くことにしました。
iMacが帰ってきた!
発送してから3日後くらいにiMacが秋葉館から返送されてきました。取り付けは無事成功!
iMacを起動させると「?」が出てくる画面となったので、Cmd + Rキーで復元ユーティリティを起動させて、TimeMachineのバックアップから復元させました。しかしこの方法だとファイルシステムがAPFSにはならずHFS+であったため、1回素の状態でSierraをインストールしてからHigh SierraにアップグレードしてAPFS化し、そこからTimeMachineで復元したら、APFS上に過去の環境が復元できました。
現在のストレージの状態はこんな感じ。きちんとFusion Driveではなくソリッドステートドライブと表示されていますね。Fusion Driveを構成していた28GB SSDがおまけのようについてきていますが、何か活用法を考えます。
SSDに換装したiMacは劇速です。明日への扉を開いて良かった。Appleの保証が受けられなくなるため万人に勧められる方法ではありませんが、保証が切れたApple製品を現役で使い込んでいる人や中古で買った人、どうしてもスペックアップしたい人は秋葉館のパーツ交換サービスは有力な選択肢になるのではないでしょうか。
Fusion Driveを構成していたHDDも帰ってきました。Seagate製なんですね。黒い。

Apple iMac (27インチ, Retina 5Kディスプレイモデル, 3 .4GHzクアッドコアIntel Core i5)
- 発売日: 2017/06/06
- メディア: Personal Computers