ブログや企画書を書くときに役に立っている情報サイトをご紹介いたします。
CiNii
国内の論文が検索できます。特に歴史分野は公開されている論文が多く、歴史系記事を書く時にはまずもってCiNiiで関連論文を検索しています。世論調査や社会調査のデータも公開されていたりするので、今や人文系ブロガーにとっては必須の検索サイト。逆に理工系は公開されている論文が少ないです。建築もほとんどログインが必要。
CiNii Articles - 日本の論文をさがす - 国立情報学研究所
総務省統計局
国勢調査や家計調査も含めた各種統計が閲覧できます。ゆとりずむやレポログのようなブロガーの記事もかなりこの統計局のデータに依存しています。統計を分析した記事を書くブロガーにとって必須のサイトです。
同様に政府統計を分析したい場合はe-Statも利用すると便利です。Excel形式でデータが公開されていたりします。API利用も可能です。
防衛省審議会
軍事・安全保障関連の記事を書く時には防衛省のサイトを参照する機会も多いかと思いますが、トップページに載っているような取り組みや中期防衛力整備計画なども割とオーソドックスな情報しか手に入りません。日本の防衛政策の裏側をインターネットで知る上で役に立つのは審議会の情報です。とりわけ審議会の配付資料では専門性の高い防衛に関する課題が解説されています。あとは調達に関する情報もかなり役に立ちます。
防衛省・自衛隊:防衛省ウェブサイトのHTTPSへの切り替えのお知らせ
環境省中央環境審議会
地球環境問題とりわけ地球温暖化について記事を書く時にはIPCCの報告書を見るのが一番ですが、その次に役に立つのが防衛省と同じく審議会の情報です。とりわけ中央教育審議会では地球規模で起きている環境問題について日本政府の取り組みが議論されているので、中央教育審議会の配付資料を見ると政府がどのような認識に立って討議を行っているのかかなり正確な情報を入手することができます。審議会の議事録は…読まなくてもいいかもしれません。
大阪府 / 子どもの生活に関する実態調査
今年2月にNHKスペシャル「 見えない“貧困” ~未来を奪われる子どもたち~」が放映されて世間に衝撃を与えましたが、子どもの相対的貧困について記事を書く上で役に立つのは番組でも紹介されていたように大規模調査を行った大阪府のデータです。番組で使われていた「剥奪指標」について各項目別にデータを閲覧することができます。OECDの調査と並んで重要なデータです。
大阪府/「子どもの生活に関する実態調査」及び子どもの貧困対策に関する具体的取組について
インターネット白書アーカイブ
日本のインターネットに関する統計データとして定評があるインターネット白書。このアーカイブサイトでは最新版の2017年版は載っていませんが、去年2016年までのインターネット白書のバックナンバーを読むことができます。少し前の日本のインターネット利用のデータを参照したいときに便利です。
IDC Japan
ITに特化した利用状況のデータを得ることができます。インターネット白書に比べるとクラウド ・サーバー・ネットワーク機器などテクノロジー分野の利用動向に関するデータに強いです。技術系の記事を書く時に威力を発揮します。
https://www.idcjapan.co.jp/Press/index.html
情報サイトはあまたありますが…
情報サイトはこの他にもあまたありますが、セミナー案内が入ってくるような研究所サイトやノイズの多いサイト、閲覧するために手続きが必要なサイトは除外しました。
ここでご紹介したサイトはいずれもブログ記事や企画書を書く時にエヴィデンスとして利用することができ、また自己の視点が多面的になって役に立つかと思います。